昼間みたツイートに対するなにか。
なんかいろいろ思ってサラっと返せなかったので。
元になる記事はこちら:http://okude.blogspot.com/2010/11/sat-nov-13.html
山中俊治さんのデザインと自分の関わり的な記事。
いろんな突起があってそれぞれ引っかかりたいところですがー、
とりあえず、デザインとエンジニアリングという観点で、
さらに僕の場合はソフトウェア9割の生活だということを前提でおねがいします。
(ハードは大学でやった日曜工作に毛が生えた程度の作品制作しかない)
※結果ちゃんと考えがまとまらなかったのですが、
いい機会なので雑文として書き留めました。
– – – –
現状、デザインするしプログラム組むしという人が少ないと思っている。
出来るというのは、
プログラマーとAPIの仕様を決め、
デザイナーとビジュアルの詰めの話をしコンマ以下のピクセルの話をし、
Windowsディスプレイの色空間に文句を言い、
インタラクションやモーションの主張をする、そういうひと。
実際世の中には、それこそ日本語圏をでれば、全然たくさんいるのかも知れない。
ただ、僕の世界はいまのところそんなに広くないので、
仕事上の話でよく不足してる感じを受ける。
でも、上記のブログ記事にある、
現在働いている技術者とデザイン(主にビジュアル)の話をいかにしていくか、
という論点からは少しずれてしまうのだけど、
そこで必要とされている(僕が今不足しているなと思う)人材は、
今後ちゃんと増えていくんじゃないだろうか。
僕は、何をする人間に育つにしても、憧れと好奇心がキモだと思っていて、
その個人的な感覚のなかでいえば、
きっかけとしてビジュアル的に美しいものに感動して、
それが物理や計算式で出来ていてエレガントな気がして、
それが自分の手でも作れるんだ!、そういう流れを組んだひとなるんじゃないかなと。
プログラムに最初に触れるのって、
例えば僕の世代でいえば小学校、中学校でだと思うんですが、
CやBASICそのものの仕組みに興味を持ってスクリプトを書き始めるのではなく、
HTMLやらJS、Flash等、ビジュアルをつくるためにスクリプトを組むところから
始まっている人は、両方のセンスが育っているのではないだろうか。
そういう意味で、ActionScript2.0までのFlashというのは
とても良かったと思っている。普通買えないけどそれはまぁいろいろ(ry
ビジュアルオブジェクトを配置して、タイムライン上でトゥイーンつけて、
かなり大雑把なスクリプトをくっつけて、いいバランスで、
なにか面白かったり、綺麗だったりするものが作れた。
10年前は、そういう環境がなかったけれど、徐々にそういうところから
プログラムに入ってくるルートが増えてきて、今はかなりある。
ので、”技術者にとって何がデザインの余地なのかわからない” のは
一世代上までの話のような気がしないでもないなーと思います。
いろんなライブラリが出まわったり、個人からでも入り込める市場ができたり、
小規模な開発でも回っていく部分が出てきているので、そういううちは、とりあえずね。
とりとめないのでこのへんで。
あ、でもひとつ。
この話に出てくるような人は、器用貧乏みたいな状況になりがちだと思う。
さらにもひとつ。
Macintoshから入ったほうがいろんなセンスよくなる確率が高い気がする。
– – – –
RTでいただいたフレーズですが、
“イタリアでは昔は飛行機や車はエンジニアリングとデザインが分けがたく存在していた”
という話はなんだかときめく。紅の豚が思い浮かんだ。
‘openFrameworks’ カテゴリーのアーカイブ
技術者素養のあるデザイナ:デザイナ素養のある技術者
2010年11月16日 火曜日oF:Windowsのopenframeworksでコンソールウインドウを出さない方法
2010年4月20日 火曜日Flashコンテンツ→JavaScriptコンテンツとして書き換え
でここのところ死んでました。
そこで、別件の楽しげなコンテンツの方で心を癒しつつ作業するわけですが、
Windowsの Visual Studio 2008 Express Edition もちょっと使います。
使うんですが、Xcodeと違って、コンパイルするとなぞのコンソールウインドウが
セットで表示され、せっかくのopenframeworksがだいなしです。
Windows嫌いさが増します(文字コードか何かの警告がでるのも気持ち悪いですね)。
そんなとき、フォーラムを探したら素敵なトピックがありました。
http://www.openframeworks.cc/forum/viewtopic.php?f=9&t=1244&hilit=command+window
この記事によると、main.cpp に以下の1文を追加するか
#pragma comment(linker, "/subsystem:\"windows\" /entry:\"mainCRTStartup\"")
こういうのを使うらしいです。
HWND handleWindow; AllocConsole(); handleWindow = FindWindowA("ConsoleWindowClass", NULL); ShowWindow(handleWindow, 0);
ちなみに、1つ目の方で解決したのでまぁそれでいいかと。
あと、twitterでチラっと写真出したりしたのですが、
5月中旬あたりから、openframeworksで作ったコンテンツが
展示される予定です。
【oF】OptiTrack on openFrameworks
2010年3月17日 水曜日あんまり需要はなさそうですけど、最近ブログ更新してないし
ちょっと頑張ったことを誰かに知って欲しいので載せてみます。
まず、OptiTrackってなんですか?というと
OpenCV的なことをやってくれるデバイスです。
詳しくはこちらを。
簡単に説明すると、
1. 赤外線を照射
2. 赤外線カメラで撮影
3. 画像内の動いている物体を感知
4. 画像とともに、それらの情報をくれる
そういうUSBカメラです。
本来は3つとか使って体に白い玉をつけて、モーションキャプチャするための機器です。
※ちなみにこのV100というモデルはもう生産終了しちゃってるかも。
具体的には、骨展という展覧会で出展された
「another shadow」(動画はこちら)という
作品に使われています。
このOptiTrack、本体は買わなければいけませんが、
SDKがWindows向けに無料で公開されていて
VC++やC#、VBなどサンプルがいくつか公開されています。
仕事で使うかもー、ということで初めて
Visual Studio C++ 2008 Express Editionをインストールして、
ATLだのなんだのと混乱しながら、とりあえずoF上で動作するようになりました。
取得している元画像は640×480です。
毎フレームごとに検知した物体をオブジェクト化してくれます。
各オブジェクトから取得出来るパラメータは、
・画像内でのX位置
・画像内でのY位置
・画像内でのピクセル数
・そのオブジェクトの幅
・そのオブジェクトの高さ
・そのオブジェクトのスコア
・フレームでのランク
また、カメラ側の設定として、
取得するためのしきい値や赤外線の明るさ等も調整できます。
機器もお借りしているものなので、とりあえずコード載せたりは
控えますが、もし興味があるひとがいましたらご連絡ください。